外観
自由なコメント
遂にProtoolsに統合されてしまった、多機能ピッチ補正プラグイン。
統合により、Protoolsのエディット画面の下には常時「MELODYNE」というタブが鎮座している。
ARAで使用する場合、クリップ単位でかかるため、クリップを編集してもMelodyneのデータごと編集でき、便利である。
ただ、ARAはProtoolsのエラスティックオーディオと関連して動作するため、たま〜によくわからない挙動をする。
細かいことを聞いても返事をくれるサポート体制はとても良い。
波形がピアノロール上に配置されるインターフェースが独特で、最初は難しく感じるがすぐに慣れる。
ピッチ修正ソフトの中でも音質は非常に滑らか。
自動マクロも塩梅を調整できてとても良い。
さまざまな音楽的スケールを選択できたり、基準ピッチを変更できたり、「音楽を作る」のに必要な機能を網羅的かつ便利な形で搭載している。
歯擦音の調整ができたり、レベルを調整できたり、タイムストレッチできたり、倍音を調整できたり、ピッチ修正ソフトの域を超えた豊富な機能を備えている。
もちろんケロケロボイスも作れる。
Melodyne Studioは最上位グレードで、マルチトラック編集でハーモニーまで作成できる。
とても素晴らしいソフトだが、Protoolsと統合されたARAで使用する場合、現在の操作ウインドウがどれかわからなくなってショートカットの操作ミスが起こりがち。
あと、ウインドウがProtoolsのエディット画面に埋め込まれてしまっており、全画面などの自由がない。
今後の改良を望む。
(追記)2024.3のPro Toolsアップデートにより、ウインドウの切り離しが可能になった。