大阪のレコーディングスタジオ スタジオオーク

Studio Orque

RME OctaMicII

機材外観

RME OctaMicII

自由なコメント

RMEの多チャンネルマイクプリ。
2024年現在ディスコン。
全部で7台あるが、ラッキングしているのは4台。

マイクプリの話は難しい。
サウンドエンジニアといえばマイクプリにこだわるものである。
さまざまなメーカーのマイクプリを並べてそのキャラクターの違いを使い分ける。
色とりどりの機材が並んだコントロールルームは見た目的にもメカメカしく、かっこいい。

そのような中、今のところ全てこのRMEのマイクプリで録っている。
マイクはある程度色々あるが、マイクプリはこれ一種類のみである。
コレを使った時に、そして説明書を読んだときに、もうコレでいいなと思ってしまった。
Universal Audioの真空管入りチャンネルストリップを持っていた頃もあるが、結局コンプのかけ録りなどほぼしないし、個人的には歪みは少なく録った方が後々便利と思っているので、もっと上手く使う人がいるだろうと手放してしまった。

できるだけ歪みの少ないクリーンな音で収録し、ミックスで楽曲の個性をアレンジしたいのである。
歪みの分量もミックスで調整したい。
そのため、パッチベイも使っていない。
変人と言われても仕方ないのは自覚している。

1Uというコンパクトなサイズでインテリアの邪魔にならない、全端子背面装備でケーブルすっきり、堅実な音質、必要な機能の網羅かつ不必要な機能の排除、故障の少なさ、地味に便利な持ち手、わかりやすい日本語説明書。
マイクプリアンプ以上の機能はないが、マイクプリアンプとしての使いやすさは追求されている。
そして4台32CH分でも4Uである。

後継機種はフロントに端子を装備していて、個人的には少し違う。
この8chのタイプが良い。

しかしながら、色とりどりの機材を並べてアナログの質感を使い分けるというのも、やってはみたいと思っている。
でもハードウェアの変更はワークフローの変更となり作業スピードに影響するので、腰が重い(あと高い)。
同じ機材を並べておくと作業が早いのである。
4Uの面積に32ch分のつまみがあるのだから。

RMEはドイツの会社。

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