機材外観
自由なコメント
今はなきRCAというメーカーの有名なリボンマイク。
リボンマイクの王様とか色々言われているマイク。
iPhone等の録音ボタンのアイコンになったマイクなのかなと思う。
"1949年アメリカから輸入されたリボン型可変指向性マイクロフォン。その音質の良さにNHKの現場技術者は思わず驚きの声を上げたという" by NHK放送博物館
つまりめちゃくちゃ古いマイク。
しかし、Blue Note Recordのドキュメンタリー映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」(2019)では、演奏シーンで管楽器演奏者の前にこれが並んでいる。
いまだにジャズ界隈をはじめとした、突っ込んだレコーディング現場では使用されている模様。
入手が難しいがなんとか入手、購入先に相談し、ヴィンテージマイク修理の専門家に送付、メンテナンス。
使用方法、管理方法を教えていただきました。
取扱もまた非常に難しい。
ファンタム電源をかけてはいけない(かけた瞬間破損する)。
風を当ててはいけない(ドアの風圧で破損した例がある)。
リボンがめちゃくちゃ薄く、重量の影響を受けるため、立てて保管しなければいけない。
磁石NG。
当然衝撃などはNG。
など。
保管に関しては、小さい卓上マイクスタンドに、ライブでガイコツマイク等を素早くスタンドから外すためのマイク脱着アタッチメントをつけて、デシケーターの中に立てて保管している。
出力は小さいので、マイクアクティベーターを使うことが多い。
安全上も良い。
それで音質なんですが、現代となってはとても特徴的で、恐ろしいほどにローミッドが録れます。
確かにこのマイクでしか出ない音。
アコースティックギターがベースのようになります。
管楽器を太く録りたい時は最高です。
下の動画に感銘を受けて探し出し、入手に至る。
オマージュとして作った動画がこれ。
AEAというメーカーは、RCAのリボンマイクを現代に蘇らせようとしているらしく、確かにそれっぽいラインナップである。
こちらもいつか使ってみたい。