ステージ作りや機材レンタルの際の参考にご覧ください。
ステージの広さについて
組み立て式等のステージを準備する場合はもちろん、物理的にステージを準備しない場合でも、スピーカーの位置と演奏者の位置から、おおよそのステージ空間を定めておかなければいけない場合がほとんどです。
スピーカーとマイクの位置関係について
ですので、メインスピーカーはステージ前方に客席を向けて、マイクはメインスピーカーよりは若干後ろ側にステージに向けて、
マイクとスピーカーはお互い背を向け合うよう配置するのが一般的です。
物理的にステージを組まない場合、メインスピーカーが並ぶラインがステージ空間前方の境界線と考えられます。
上記を踏まえた上で、人数と楽器が収まるようにステージを設定します。
ただし、どうしてもモニタースピーカーを使えない場合に、メインスピーカーをステージ後ろに置き、モニターを兼用することはあります。
この場合、マイクがハウリングしやすくなるので、マイク位置やスピーカー音量に注意が必要です。
また、モニターとメインが兼用になりますので、モニターを演奏者の好みに調整することが出来ません。
ステージの横幅について
メインスピーカーの後ろに人が被らないように設定してください。
スペースの関係上どうしても広さが取れないということはございますが、横幅は広いほうが見栄えが良くなります。
楽器、スピーカーの大きさについて
エレキギター等でしたら、アンプ、演奏者、ギタースタンド、が入るスペースが必要です。
またモニタースピーカーを設置する場合、そのスペースも必要です。
ステージが狭すぎると、モニタースピーカー位置の自由度が下がるので、モニターリングが難しくなる場合があります。
ステージには人以外に「楽器とスピーカーも載る」ということを踏まえ、広めに空間をとっておいたほうがよいでしょう。
電源について
バンド演奏以上の大音量を出す場合、会場コンセントのブレーカー容量は確認したほうがいいでしょう。
事前に会場にいく機会があるなら、会場コンセントの位置も確認しておくとよいです。
電源の問題は、最悪の場合イベント事態の続行不可能という事態を引き起こしますので、余裕を持って準備しておくべきです。
ブレーカー容量のチェックを実際に行う場合、会場のコンセントで1200Wのドライヤーなどを運転できるか試してみるとよいでしょう。
20分ほど運転できれば、定格使用電力1200Wまでの音響機材は大丈夫です(注)。ただしイベント当日に音響以外で電力消費が発生しないか注意しましょう。
Studio Orqueの機材レンタルページでは、各機材のメーカー公称消費電力を表示しておりますので、お役立てください。
またオプション機材で発電機や電源延長ケーブルなども取り揃えております。
リハーサルは重要です
逆に、当日機材トラブル等があった場合でも、時間があれば解決できることがあります。
最低限、セッティングが完了したら、各回線から正しく音が出るかどうかの回線チェックは行ってください。
多くの場合はこの回線チェックの段階で、どこかしらで音がおかしい部分が発見されます。
原因の多くは、機材操作ミス(演奏者の持ち込み機材を含む)、配線ミス、持ち込み機材およびケーブルの不調、電源不良、等です。
リハーサルで客席やモニターの音作りを行う音響担当者の観点からはもちろん、演奏者からしても事前の練習と本番では多くの状況が異なりますので、出来る限りリハーサル時間は多くとることをおすすめします。
音響機材のセッティングには時間が必要です
十分なセッティング時間を取れないことはトラブルに繋がります。セッティング時間を含めたタイムテーブルの設定は重要です。
各機材セットのスタッフによる設営時間は全て機材レンタルページに記載しております。
※車の駐車場所から会場が遠い場合など、施設によっては記載時間以上の時間がかかることもございます。